行動と結果

歯がツルツルぴかぴかの人をみた。

定期お手入れ(メンテナンス)に来た患者さんで、今日は私がメンテを担当した。
一見して歯垢がない状態。いやいやそれでも･･･と思ってよく観察した。
普通は汚れが残りやすい、下の歯の舌側とか歯と歯の間とか上の歯の裏っ側とか、よーく見た。
でも歯垢は付いてない。
そこで、普段はハブラシ→歯間ブラシ・デンタルフロスと進めていくクリーニングを、その患者さんにはフロスから始めた。でもフロスにすら歯垢が付かない。
「来る前にも磨きました、フロスも使いました」とは患者さんの談。
歯垢が付いてると歯と歯、歯と歯茎の境い目がぼんやりしてるし、銀歯も鈍く曇った色をしてるんだけど、それらが一切なかった。
黄色っぽい真珠(永久歯は黄色っぽい)を並べたようにツヤツヤ光っていた。

先輩衛生士が「とっても綺麗ですね。この歯磨きの状態を続けられれば、一生ご自分の歯で食べていけるでしょう」と説明。
４０代半ばの方だし、８０２０運動は余裕でクリアでしょう。
本当にうらやましい。

大人になってからの虫歯は、歯と歯の間から始まる。
それを防ぐに有効なのは一日一度のフロス使用。
接着剤が弱くなってる詰め物が取れることもあるけど、それは取れた方がいい。コンマ何ミリ浮いてそこから虫歯になるよりは。虫歯になってない段階で外れたならば再装着も簡単。

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